かさがたやまんのフォトダイアリー

丹波の山里から北播磨、兵庫丹波・京丹波の社寺風景を中心にお届けしています。

水子との生活(3)天国に登る

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前の記事からの続きです。よろしかったら前の記事も読んでいただけたら嬉しいです。

そして、霊媒は答えを伝えてくれたのでした。
「お母さんって何」って言っているよと。
愛娘は、お母さんと言う存在がこの世にある事さえ知らなかったのでした。
ただ、愛娘は私が愛おしく思う事を嬉しく思い一緒にいたいという気持ちだけで私に付いて守ってくれてたのでした。

ああ、本当にその人を心の底から思う気持ちは、生者にも死者にも通じるのだなと思いました。
そして、それから事あるごとに霊媒の彼女と逢いました。
そして、愛娘がいつも嬉しそうにしている姿を聞いて喜んでいたのです。
そして、愛娘と共に100以上の霊が憑いている事も。
そして、その霊達は私と一緒にいる事で安らぎをおぼえている事も。

その私に憑いている霊達は、私を守り変な霊が近寄ってこようとすると追い払ってくれているらしいのです。
それは、その霊達は自らの魂の向上を願い成仏するが為に私に寄り添っているかのようでした。
そして、その霊達の先頭に立って愛娘がすべて指図し霊達の親分となっているらしいのです。

そこには、愛の力がすべてに勝ると言う真実が霊界にも働いている事実を表しているようでした。
そして、愛娘が親分やと聞いて、少し可笑しいような嬉しい感激をおぼえたのでした。
それと同時に、浮遊霊や地縛霊より、真に成仏する時を待ち過ごして霊の方が力が強いのも知りました。

そしてそれから、私は霊媒を得た事により、周囲に悩んだ人がいると一緒に出向いて霊視してまわるようになったのでした。
それは、本当に楽しい4ヶ月間でした。
そして、10月のある日、突然に霊媒の彼女は言ったのでした。
愛娘が神様に呼ばれてると。

なんでやねん。
今までずっと一緒やったのに。
本当に本当にショックで涙が出てきました。
そして、愛娘が天国へ行く事の意味を考えました。頭では、なんとなくわかっていても悲しみが先立ってしまいます。
頭の中で事実を整理できない時間が過ぎました。
その時、霊媒の彼女が手元にあった紙切れに何かをしだしたのでした。

それは、突然の思いもかけない事でした。
彼女は、愛娘の顔を書いてくれていたのでした。
ああ、これだけでもいい。いつまでも一緒にいられると思いました。
そして、何日かかけて愛娘の姿が徐々に薄くなっていくのが霊媒には見えていたのでした。
でも、愛娘は最後までニコニコして何も言い残しませんでした。
そして、多くの霊を伴って完全に消えてしまいました。

愛娘が天国へ登りました。
しかし、自分には今まで通りやと思いたい気持ちがいっぱいでした。
でも、天国から見ててくれてるからと徐々に言い聞かせながら、無理やり突き進むようにムチャな仕事をしたのでした。
高血圧、糖尿病、20時間近い仕事。
今まで、平気で頑張ってきたのに。

そして、2ヶ月後、私の心臓は今までのムチャを精算するかのように停止しました。
そして、一週間の意識不明。
きっと、その時に天国で楽しい時を過ごしてきたんやと思います。
だって、意識不明から目覚めた時の気分は爽快で暖かい、なんとも言えない不思議な心地よさでしたから。

そして、お父さん、待ってるからもう少し仕事しておいでって見送ってくれたんやと思います。
本当に、一度死ぬという貴重な体験をさせてもらい、しかも苦しみもがいた記憶は消してもらいました。
そして、毎日愛娘の絵は微笑んでくれます。お父さん、いつも一緒やでって。

o(^-^)o