かさがたやまんのフォトダイアリー

丹波の山里から北播磨、兵庫丹波・京丹波の社寺風景を中心にお届けしています。

水が飲める幸せ

皆さん、こんばんは。。。
 
ここ二日ほど心臓が停まった時の事を書いていますが、今夜も続きを書いてみたいと思います。
 
なにせ、心臓が停止すると色々な臓器がダメージを受けるので大変な事になってしまいます。
 
本当に”心臓が停まったよ”だけでは済まされないんですね。。。
 
私の場合は、心肺停止に陥ってから人工心肺を装着して心臓カテーテル手術という治療をしたんですね。これは、心臓の詰まって流れなくなった血管の部位までカテーテルという管を通して詰まった箇所でバルーン(風船)を膨らませて血管を拡げてやります。
 
そこに、ステントという金網でできた管を留置して血管が拡がった状態を維持してやるんですね。
 
そして、心肺停止に陥ると同時に各臓器にも必要な血流が確保されなくなります。
 
そして、心臓同様に致命的なダメージを受ける場合があります。
 
私の場合がそれで、心臓が4時間停止していたせいで腎臓が完全に停止してしまったんですね。
 
腎臓という臓器は、血流が確保されていて常時働いてないと腎不全になってしまいます。
 
血液内部の老廃物を尿という形に変換して排出する役目を持った大切な臓器が腎臓です。そして、一度壊れた腎臓は、絶対回復しないんですね。
 
そして、腎臓が機能しなくなると死んでしまうので人工透析を行って人工的に血液中の余分な水分と老廃物を除去してやります。私の場合は、心肺停止後1週間意識不明で死ぬ確立90パーセント以上だったので腎臓も完全破壊された状態だったんです。それで、集中治療室を出るまで毎日1ヶ月間足から人工透析してたんですよ。
 
普通の人のように手から透析できるような状態じゃなかったんで、人工心肺とカテーテル手術の時に使った脚の挿入箇所から人工透析をしていました。後に、集中治療室を出る時には首からの人工透析に切り替わりましたけどね。
 
また、長くなるので人工透析の話は別に書きますね。。。
 
で、水って普通に飲めても当たり前やと思ってるでしょ。
 
でも、腎臓が正常に働いてくれているからこそ普通に飲めるんですよ。
 
腎臓がダメになると、水を飲むって事がどんなに素晴らしい事かわかります。
 
何が苦しいかって、喉が渇いているのにずっと水が飲めないのが死ぬほど苦しかったですよ。
 
下手に水を飲むと死んでしまうんですからね。
 
2ヶ月近く、水が飲みたいって必死に願いながら耐え忍びましたからね。
 
皆さん、喉が渇いたら水が飲める事は本当に幸せな事ですからね。。。
 
糖尿病から人工透析になる人が多いですからね。
 
他人事と思わずに、いつまでも自由に水が飲める状態であるように気をつけてくださいね。。。
 
 
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